*** 「世界中の子どもに教育を」キャンペーンからのご報告 ***





 世界での基礎教育完全普及を訴える「人間の鎖」に参加・協力ありがとうございました。

 4月26日(木)、外務省で日本の子どもたちが麻生外務大臣に、日本の人々による人間の鎖1,071人分とともに、「世界中の子どもたちが学校に行けるように!」とアピール。NGO活動の経験を持ち、教育支援に力を入れる山内康一衆議院議員も同席しました。

 子どもたちは「学校を建てる援助だけでは、家族を助けるために働いている子どもたちは学校に行けません」と嘆願書(PDFファイル)を読み上げ、外務大臣に手渡しました。

 大臣は「私もシエラレオネに2年間いて、子どもが学校に行けるようにするのは難しいことは実感しています。おっしゃることはよくわかるので、対応していきます」とコメントしました。



人間の鎖1,071人分を掲げ、
世界の子どもが教育を受けられるよう、麻生外務大臣にアピール。
左端は山内康一衆議院議員。

嘆願書(PDFファイル)を読み上げ、
大臣に渡す高校生たち。


ホームページで作った729人分の人間の鎖に
見入る大臣。



 この日、大臣と会見したのは中学生、高校生、予備校生、大学生、会社員と様々で(子どもとは日本の法律で18歳まで)、アジアなどの国々の子どもたちとの交流や教育支援などを行うNGOや、日本と世界の教育の問題などを語り合う「子ども国会」に参加している子どもたちです。
 「きちんと訴えることができてよかった」「大臣はにこやかに、そしてしっかり聞いてくれた」「1000人以上の人といっしょに来たと思うと、鳥肌が立った」「意見交換する時間がなかったのは残念。
 アジアで知り合った厳しい環境の中でたくましく生きている友だちのことをもっと大臣に話したかった」と感想を語りました。

 ミレニアム開発目標は、2015年までにすべての人が基礎教育(小学校、中学校)を無償で受けられることを掲げていますが、7,700万人の子どもが未だに学校に行くことができていません。
 この目標が達成されるように、世界120か国以上のNGOや教職員組合などが呼びかけ、グローバル・アクション・ウイークとして毎年4月、「世界一大きな授業」「子ども国会」など様々な行動を起こし、それぞれの国の政府に約束を実行するよう働きかけています。
 2007年は、「世界一長い人間の鎖」をめざし、世界で51,308人となりました。日本では、ホームページ上でのアバター(分身)が729人分、JICA地球広場で開催したイベントの「学校に行きたい!」への来場者や労働組合の方々などが紙で作った人形342人分、合計1,071人の人間の鎖ができました(4月26日現在)。

 高校生の提出した嘆願書の本文はこちらをご覧ください。(PDFファイル,47KB)

「世界中の子どもに教育を」キャンペーン実行委員会
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