緊急時の教育支援の最低基準であるINEE ミニマム・スタンダードはスフィアスタンダード、Core Humanitarian Standardの教育セクターのコンパニオンと位置づけられています。INEEはInter-Agency Network for Education in Emergencyの略で、4000以上の国連機関、NGO、二国間援助機関で構成されています。INEEミニマム・スタンダードの準拠は、緊急時の教育事業の援助調整ならびに助成申請において多くの場合必須とされています。
INEEミニマム・スタンダードがこのほど改訂され、第3版が発表されました。教育協力NGOネットワークはこの改訂版に基づき、8月と9月にINEEミニマム・スタンダード研修を実施します。改訂に伴い、本研修の過去の参加者も申し込めます。ただし、初めての方が優先されます。
【目的】研修終了時に参加者が、①緊急時における教育支援の重要性を理解し、②INEEミニマム・スタンダードを緊急時の教育支援事業の事前調査、計画立案に適用できるようになる、ことです。
【主催】教育協力NGOネットワーク(JNNE)
【助成】研修実施はEducation Cannot Wait(ECW)から、INEEミニマム・スタンダードのハードコピーの発行はジャパン・プラットフォームから助成を受けています。
【日程】
2024年9月17日(火)、18日(水)、19日(木)の3日間の14:00-18:00
【会場】
Zoomで実施しますので海外の方も参加できます。
【定員】
各回16名
【参加資格】
以下4つの条件をすべて満たす方
① 国内外の人道支援・開発協力・国内災害対応に従事されている方(NGO、NPO、政府、自治体、JICA、国連、企業の社会貢献担当職員、インターン)、あるいは従事予定の方。
*インターンの方は参加を承認する上司の名前・職名が必要です。なお現職の方が優先されます。
② 研修の成果を業務に活かせる(予定の)方
③ INEEMSハンドブック内容など基礎的な英語が理解できる方
④ 3日間の全てのセッションに参加できる方
*INEEMS研修を受講済の方も申し込めますが、初めての方が優先されます。
【参加費/資料代】
5,010円。事前にご送金いただきます。送金方法は後日ご連絡します。
【トレーナー(予定)】
トレーナーはJNNE主催によるトレーナー研修を受講済です。
高田みほ 特定非営利活動法人 ホープフル・タッチ事務局長
三宅隆史 シャンティ国際ボランティア会教育事業アドバイザー・立教大学特任教授
小荒井理恵 教育協力NGOネットワーク事務局次長
【言語】
研修は日本語で行いますが、INEEMSハンドブックの全体および教材の一部は英語です。日本国内の参加者にはハンドブックを郵送しますが、海外の方は、PDF版
https://inee.org/sites/
をダウンロードしてください。ハンドブック以外の研修資料は事前にメールでお送りします。
【プログラム内容】
一部変更の可能性があります。
1日目
人道支援における質の保証と説明責任(人道原則、人道支援の国際基準)
緊急時の教育はなぜ重要なのか
INEEミニマム・スタンダードの枠組み(講義)
2日目
INEEミニマム・スタンダードの枠組み(演習)
INEEミニマム・スタンダードをどう使うか-事前調査―(演習)
3日目
INEEミニマム・スタンダードをどう使うか-事業形成―(演習)
質疑応答、行動計画づくり、閉会
*すべてのセッションに参加された方に修了書を授与します。
【申し込み方法】
以下のリンクからオンラインでお申し込みください。https://forms.gle/eidGT6ZfocCczWHE8
【申込締切】
9月2日23:59
【参加通知のご連絡】
参加資格に基づいて、選考を行い、ご参加の可否を9月3日の23:59までにメールでご連絡します。この日を過ぎても当方からの連絡がない場合、お手数ですが、問い合わせ先にメールでご連絡願います。申し込み後キャンセルされる場合、なるべく早くメールでご連絡願います。なおキャンセルされても参加費は返却できません。
*INEEMSハンドブックは参加費の入金を確認した方に9月12日までに郵送します。ただし日本国内に限ります。海外からご参加の方も日本国内であれば送付します。
【問い合わせ】教育協力NGOネットワーク(JNNE)事務局長 三宅隆史 jnne#sva.or.jp (#を@に修正ください)