ECW ニュースレター

【教育を後回しにはできないNewsletter】Vol.12

緊急下に生きる子どもたちの教育を後回しにしない
ーアフガニスタンの難民やパキスタン大規模洪水への支援ー

この記事は“Education Cannot Wait: ECW(教育を後回しにはできない基金)”の日本語版ニュースレターです。このニュースレターでは、紛争など、緊急および危機下にある世界の教育の状況に関するECWの記事を日本語に翻訳し、みなさまにお届けします。

Vol.12となる今回のニュースレターでは、更なる緊急下の教育援助を求めるヤスミン・シェリフECW事務局長による記事、アフガニスタンから避難し学校に通うようになった少女のストーリー、パキスタンの大規模洪水に対応するECWの声明についてご紹介します。

【1】すべての人々にとっての、2億2,200万の夢

2022年、ECWは、緊急の教育支援を必要とする危機の影響を受けた学齢期の子どもの数が2 億 2,200 万人に増加したという衝撃的な報告をしました。2 億 2,200 万人は、ドイツ、イギリス、イタリアの総人口を合わせた数よりも多い人数です。 戦争地域に暮らす、強制的に移動しなければならないという危機的な状況は、子どもたち自身がもたらしたものではないにもかかわらず、教育の機会を奪われているのですー

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【2】ネダさんの道のり

ネダさんはわずか7歳の時、想像を絶する不安と暴力から逃げるため、アフガニスタンから離れることを余儀なくされました。アフガニスタンでは、彼女は学校に通うことが出来ませんでした。現在、アフガニスタンのほとんどの州で、女の子が教育を受けられるのは初等教育までとなっています。ネダさんはギリシャに避難し、学校に通い始めました。「私は絵を描くことが大好きなので、将来は画家になることが夢です。

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【3】ECWはパキスタンの洪水被害に対して500万米ドルの緊急助成を行うことを発表しました

パキスタンでは異常なモンスーンによる雨のため、全国で大規模な洪水や地滑りが発生しています。1,400人以上が命を落とし、22,594の学校が被害を受けたか破壊されたと政府は推定しています。子どもたちは家や学校を失い、日常生活を送ることができず、心理的な問題や安全な居場所がないという子どもの保護の問題に直面しやすくなっています。ECWは、500万米ドルの第一次緊急援助資金を提供することを発表しました。

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次回のニュースレターVol.13は、11月末にお届け予定です。

■本記事の作成および翻訳は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが実施しています。