実施報告
「SDG4教育キャンペーン2020」(実施:教育協力NGOネットワーク/事務局:開発教育協会)が、2020年4月1日(水)~5月31日(日)に行われました。政党アンケート結果を受けてのオンライン投票には、全国から2,559名の子ども・ユース・市民が参加し、日本の教育と教育援助に関する多くの提言が寄せられました。
これを受け、7月~11月には、14名の子ども・ユース代表が各政党の国会議員および関係省庁の担当者と面談し、提言活動を行いました。
キャンペーンの4つの成果
1.政党アンケート | SDG4(教育目標)に関する政党アンケートを実施し、7政党(自民・公明・立憲・国民・共産・維新・社民の各党)から回答を得ました。①教育予算の増額、②学校における暴力の根絶、③外国にルーツをもつ子どもと大人に対する学習権の保障、④ジェンダー教育、⑤政府開発援助(ODA)増額、⑥教育に特化した国際機関に対する拠出の増額、の6点について概ね全党「賛成」との回答を得ました。 >>ファクトシート(現状と政党アンケート回答) |
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2.国会質疑 | 7月22日には、201回国会・文部科学委員会において畑野君江議員(共産党)が本キャンペーンの政党アンケート結果を引用し「ことしの二月から三月にかけて、SDG4教育キャンペーンが各政党にアンケート調査を実施いたしましたが、自民党の皆さんから私たち日本共産党まで七政党全てが、教育予算をOECD平均並みにふやすことに賛成をしているという状況です」と萩生田文部科学大臣に質問。萩生田大臣は「今先生から御披露いただきましたように、自民党から共産党まで全ての政党が教育予算をふやせということを言っていただいている、公の議会の場でそのことを御披露いただいて大変心強く思います」と回答しました。 |
3.2,559名が参加 | オンライン投票には、全国から2,559名の子ども・ユース・市民が参加し、日本の教育と教育援助に関する多くの提言が寄せられました。 >>ファクトシート(投票結果と寄せられた声) |
4.5政党・3省庁と面談 | 子ども・ユース代表が5政党(公明・社民・立憲・国民・共産の各党)と3省庁(外務省・文科省・財務省)を訪問し提言活動を行いました。 |
政党・省庁訪問レポート
7月15日(水) 公明党 |
高瀬弘美議員と面談しました。 >>レポートはこちら |
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7月15日(水) 社民党 |
福島みずほ議員(党首)と面談しました。 >>レポートはこちら |
7月21日(火) 立憲民主党 |
西村ちなみ議員、水岡俊一議員、石川大我議員、山内康一議員と面談しました。 >>レポートはこちら |
7月21日(火) 国民民主党 |
玉木雄一郎議員(党首)、城井崇議員(文部科学部門長)、伊藤孝恵議員、横沢たかのり議員と面談しました。 >>レポートはこちら |
7月29日(水) 共産党 |
井上哲士議員、畑野君江議員、吉良よし子議員、山添拓議員と面談しました。 >>レポートはこちら |
8月26日(水) 外務省 |
岡田恵子国際協力局審議官、前川秀信国際協力局地球規模課題総括課上席専門官、青木めぐみ国際協力局地球規模課題総括課課長補佐と面談しました。 >>レポートはこちら |
9月25日(金) 文部科学省 |
浅田和伸総合教育政策局長、三輪善英大臣官房国際課国際戦略企画室長らと面談しました。 >>レポートはこちら |
11月5日(木) 財務省 |
財務省NGO定期協議会に参加し、提言を行いました。 >>レポートはこちら |
※自民党、日本維新の会は調整がつかず面談ができなかったため報告書を郵送しました。
決算報告
キャンペーン運営のために11名の方より23,873円のご寄付をいただきました。
ご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
今後もキャンペーンを継続するために、ご寄付で応援いただければ幸いです。